ウィリアム・ゴールディングは歯科恐怖症かもしれない|大阪インプラントセンターImplant情報

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ウィリアム・ゴールディングは歯科恐怖症かもしれない

20130313こんにちは、舘林です。

「暗黒と必死の冒険に身を任せていると、夜が、ちょうど歯医者の診療台に乗っている時に感ずるあの一種異様な非現実感を漂わせているように感じた」。
小説「蝿の王」の、少年三人が怪物を探しに行くくだりで、少年の一人“ラーフ”の心境を作者はこのように著しています。

怪物を探しに行くのと、歯の治療が同じ恐怖とはちょっとひどすぎですが、確かに診療台に座らされた時の患者さんの心中は、穏やかではないはず。

一般の歯科治療では循環器系などに大きな問題を抱えている場合でないと、治療中に血圧などのモニタリングはほとんどいたしません。
一方インプラント手術の際は血圧、心電図、動脈血酸素飽和度を測定しておりますが、別に高血圧症を患っていない方でも、緊張のため最高血圧が200mmHgを上回る場合が時々あります。
そこから点滴で入眠させる(静脈内鎮静法と言います)と、血圧はスッと平常時程度に下がります。

測定していないためにわからないだけで、血圧や脈拍などがとんでもないことになっていることは、一般の歯科治療の際にも十分考えられます。

歯科治療は怖いけど、こういうことを相談して怖がりが知れてしまうのも気恥ずかしいし…。
このようにお考えの方が、特に男性に多くいらしているような気がしますが、そのへんはあまり気になさらないで下さい。
(完全な歯科恐怖症の)私なら設備が整っていれば、たとえ小さな歯科治療でも、静脈内鎮静法でして貰いたいです。
なにせ怪物を探しに行くほどの恐怖なのですから(!?)。

ただこの静脈内鎮静には少し注意していただきたい点がありますので、来てすぐその日にはちょっとムリです。
予め担当医にご相談下さい。

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