ブローネマルクシステムについて|ブローネマルク教授による純チタンと骨の組織結合の発見からできたシステム

ブローネマルクシステムについて

ブローネマルクシステムについて

ブローネマルク教授

ブローネマルク教授(1929 - 2014)

現在一般的に利用されている歯科インプラントの基礎は、スウェーデンの学者ペル・イングヴァール・ブローネマルク教授の偶然の発見から生まれました。純チタンと骨の組織がよく結合することを発見し、1965年から臨床応用が始まりました。
世界初のインプラントシステムであるからこそ、40年以上という長い臨床実績を誇り、その結果、世界でもっとも信頼性が高いインプラントシステムと評価されている訳です。
ブローネマルクシステムを使ったインプラント治療は、全世界で100万以上の人々が受けています。

歯科に限らず、骨の中に金属などを埋め込む治療を総称して「インプラント治療」と呼びます。チタンと骨の結合技術が確立する以前は、材料として金、サファイア、鉄、ステンレス、アルミニウムなど多様な素材が使われてきました。しかし、いずれも良好な結果が得られずに淘汰されていきました。
しかし、1965年にスウェーデンの学者、ブローネマルク教授が開発したチタン製のインプラントが驚くべき成果をあげました。さらに最初に治療を受けた患者さんのインプラントは亡くなられるまでの44年間、問題なく機能していました。また、10年以上に渡って機能しているインプラントは96%以上であり、症例としては98.5%にもなります。
この驚異的な数値は、チタンが骨と結合するという特質をもっていたからです。この特質がある限り、チタンがインプラントの主流であり続けることは恐らく間違いないでしょう。その代表的なものが「ブローネマルクシステム」なのです。