消えゆくナースキャップ|大阪インプラントセンターImplant情報

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消えゆくナースキャップ

20121027こんにちは、岡田のピンチヒッター、舘林です。
2打席連続ですみません。

突然ですが、医療現場からナースキャップが消えています。

わたしが医科大学口腔外科病棟に勤務していたおよそ10年前から、その傾向が出始めていましたが、そもそもナースキャップとは何のためにあるのでしょう?
調べてみますと、「かつて看護に従事していたのは修道女で、現在のナースキャップは修道女のベールを簡略化したもの」なそうで、実務上の必要性からではなく、職業の象徴としての意味合いで生き残ってきたようです。
ですがこのナースキャップ、普通は毎日交換するものではありません。
しかも形を整えるためにガチガチにノリ付けされています。
このノリが細菌増殖の温床になっていることが分かってきてから、一挙に悪者扱いされるようになりました。
大手白衣メーカー「ナガイレーベン」のナースキャップ売上枚数は今年14,000枚と、10年前の7分の1以下に減っているそうです。

そういえば昔は歯科衛生士もナースキャップをつけていたと記憶していますが、現在はどういう傾向なのでしょうか…。
私どもではどうかというと「創設以来着用の歴史なし」と岡田は申しておりました。

医療従事者としての「誇り」の象徴として捉えると、無くなってしまうのは少し残念な気もしますが、象徴が無くなってもこの「誇り」はしっかいと心に刻んで、日々の診療にあたっていただきたいですね。

author:岡田 隆夫カテゴリ:日記