フランク・レノワー（Frank Renouard,DDS）氏（インプラント国際学会の会長）を中心に、ステファン・ビュレー氏、ピア・マリー・ブリッソン氏の3人の天才が織り成す、ボルドー・グランクリュに匹敵する逸品。
トゥール・ダルジャンや、オテル・ド・クリヨンの元総料理長ドミニク・ブーシェ氏も、スキャマンドル・プロジェクトの趣旨に共感して、ビュレー氏とブリッソン氏の仲介役を務め、2004年にパリに開店した自身のレストランでも、もちろんスキャマンドルを採用している。
フランク・レノワー氏は、たしか私と同年代。
インプラントの世界のみならず、車やヘリコプターの操縦、剣道、柔道などをされていて、多趣味な方である。
4年前から、ワイン造りに情熱を傾けることになったと、自らおっしゃっている。
2年前にお会いした時に
「私の実家も日本酒を醸造しており（寿盃・高嶋酒造・茨木市）もう300年ぐらいになります。しかし、最近の日本人の日本酒離れのせいもあり、経営がなかなか難しい状態です。そして自分自身も、日本酒よりワインの方を好みます。」と話していたことを思い出した。
ヨーロッパのインプラントの第一人者は、ワイン造りでも才能を発揮されている。
何事に対しても打ち込む人は、急にその才能を発揮されるのかもしれないと思った。