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がんとインプラント

2014718こんにちは、舘林です。

2009年に日本がん治療認定医機構が定めるがん治療認定医(歯科口腔外科)を取得して5年が経過する今年、認定医の更新手続きをしないといけません。

この資格は口腔がんのみならず、体中のあらゆるがんについての知識が問われます。
試験の合格が更新条件の一つに含まれるので、知識の整理のため、テキストを購入し勉強し直さなければなりませんが、先日送られてきたそれは、5年前より確実に厚みが増していました。

がんとインプラント…。
一見共通点は無いように思えますが、日本人の二人に一人が罹患し、三人に一人の死亡原因ですから、もはや立派な国民病です。
実際、インプラント希望で来院される方の多くにがん治療歴がお有りです。

受けられた治療法によって今後の健康状態をある程度推測できますので、その情報をしっかり把握しておくことは、インプラント治療開始の時期やインプラントそのものの適否の判断に必要です。

特に乳がんについて学んだことは、とても役に立ちました。
乳がん術後治療として分子標的治療薬を1年間、使用することもあります。
また内分泌療法を5年間行う方では骨粗しょう症を招くこともあるため、ビスフォスフォネート製剤を使うこともあり、そのあたりも含めて問診を行う必要があります。
これらを知っていたおかげで、無理にインプラントを進めずに済んだ経験があります。


何とか更新認定を受け、がんを患った方にも安全なインプラントをご提供できるよう、頑張りたいと思います。

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