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コミュニケーションぢから

コミュニケーションこんにちは、舘林です。

折に触れ、岡田先生より「患者様としっかりコミュニケーションをとって云々…」という訓話を賜ることがあります。
もし、医療人にとってのコミュニケーションとは何かと問われたら、私は「正しい医療情報を効率よくお伝えすること」と答えます。

たまにはいいとは思いますが、治療に関係のない四方山話に花を咲かせることが主体ではありません。
「日常会話の延長線上に医療面接があるのではない」とよく言われますが、正しい医療情報を効率よくお伝えするには、それなりのテクニックが必要です。

以前、終末期医療に携わっていた時「悪い知らせを伝える」という本を何度も読み返しましたが、その中にSPIKES(スパイクス)プロトコールという方法が示されていました。

S:setting 話しやすい環境にする
P:perception 話す相手の認識を知る
I:invitation 何をどこまで知りたいかを知る
K:knowledge 知識・情報を提供する
E:empathy 相手に共感する
S:strategy 対応策を提示する

以上の要素を常に意識して対話を進めていくというもので、癌の病名や予後の告知の為に編み出された方法ですが、歯科医療の現場でのコミュニケーションにも役立つ理論と思います。

もしコミュニケーションに不安を抱えている医療従事者で、これをお読みくださっている方がいらしたら、この方法を試されては如何でしょうか?

もちろん練習は必要ですが、患者さんとの信頼関係に大きな変化があるかもしれません。
(あと少々目ぢからを鍛えると、より効果的です)

author:岡田 隆夫カテゴリ:一般歯科関連