どこまで増える?ジェネリック Part 2|大阪インプラントセンターImplant情報

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どこまで増える?ジェネリック Part 2

20130225こんにちは、舘林です。
今回はジェネリック医薬品についての続きです。

「先発医薬品=ジェネリックではない」、というところで前回は締め括りましたが、その謎解きをします。

薬の特許には「物質特許」「製法特許」「製造特許」などがあります。
「物質特許」というのが言うなれば薬の本体で、これが切れると基本的にジェネリックを製造販売できる仕組みになっています。
しかし「製法特許」や「製造特許」が生きている場合は、メーカー独自の製造法や製剤法によって創薬しないといけません。
するとどういうことが起こるのでしょうか?
薬の添加物や剤形が変わると、例えば薬の溶け出す速度が変化したり、有効成分が分解されやすくなったりします。
それによって薬の効果に変化が出る場合もあります。

実際に私も「モノによっては先発品とはぜんぜん違う」という医療従事者の声を耳にしたことがあります。

医療費削減という命題のためには、ジェネリック推進は大きな武器だと思いますが、反面CMなどでは詳らかにされないこういった事情があることも事実です。

じゃあ、どうしたら良いのか…。
私は基本、慣れ親しんだ薬は変更しませんが、もし効果が薄かったとしてもさほど支障を来さないものについては、ジェネリックでも構わないと思っています。
それから「ジェネリックにしますか?」と尋ねられたら、その薬の販売開始日を聞いてみるのも一つ。

何年か経っているのであれば、それは(あまり)問題がなかったという証拠ですから、切り替えてみても良いかと思います。

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